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胆石の痛みを和らげる方法は?自宅での対処と受診の目安を解説

胆石の痛みを和らげる方法は?

大阪・梅田の大阪日帰り外科胆のう・胆石クリニック 院長の岩村宣亜です。

急にみぞおちや右上腹部に痛みが現れ、「胆石かもしれない」「どうすれば痛みを和らげられるのだろう」と不安になる方は少なくありません。また、健康診断などで胆石を指摘されたことがある方の中には、痛みが現れた際に「しばらく様子を見てもよいのか」「すぐに病院を受診すべきなのか」と迷われる方もいらっしゃいます。

胆石による痛みは、一時的に軽快することがあります。しかし、発熱や黄疸を伴う場合や強い痛みが続く場合は、胆のう炎や胆管炎などの合併症が生じている可能性もあります。

この記事では、胆石による痛みを一時的に和らげる方法や避けたい行動、市販薬を使用する際の注意点、医療機関を受診する目安についてわかりやすく解説します。

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大阪日帰り外科胆のう・胆石クリニック
院長 岩村宣亜
京都大学医学博士(肝胆膵移植外科学)、消化器外科専門医
2022年8月に大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニックを開院。2026年9月には、大阪日帰り外科胆のう・胆石クリニックを開院予定。患者さまの早期社会復帰を支える「内視鏡日帰り手術」の普及に取り組んでいます。
京都大学医学博士(肝胆膵移植外科学)、消化器外科専門医
2022年8月に大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニックを開院。2026年9月には、大阪日帰り外科胆のう・胆石クリニックを開院予定。患者さまの早期社会復帰を支える「内視鏡日帰り手術」の普及に取り組んでいます。

胆石の痛みがある時にまず確認したい救急受診のサイン

胆石による痛みがある場合は、痛みを和らげる方法を試す前に、「救急受診が必要な状態ではないか」を確認することが大切です。

救急受診が必要な症状

次のような症状がある場合は、自宅で様子を見続けず、速やかに救急外来または医療機関を受診してください。

  • 強い腹痛が続いている、または痛みが悪化している
  • 発熱や悪寒がある
  • 皮膚や白目が黄色く見える(黄疸)
  • 尿の色が濃い、褐色になっている
  • 吐き気や嘔吐が強く、水分を十分に摂れない
  • 意識がぼんやりする、ぐったりしている

胆石を放置すると起こりうる合併症

胆石があると、胆汁の流れが妨げられて痛みが生じるだけでなく、細菌感染を伴うことで胆のう炎や胆管炎を発症する場合があります。胆管結石では、上腹部痛に加えて発熱や黄疸を伴うことも少なくありません。重症化すると、急性胆管炎の悪化や胆石性膵炎につながるおそれもあります。

特に、発熱や黄疸を伴う場合、強い腹痛が続く場合、意識の変化がみられる場合は、我慢せずすぐに医療機関を受診しましょう。

胆石の痛みを一時的に和らげる方法と避けたい行動

救急受診のサインに当てはまらない場合でも、自宅でできる対処はあくまで医療機関を受診するまでの一時的な対応です。胆石そのものを取り除いたり、胆のうの炎症を改善したりするものではありません。

自宅でできる一時的な対処法

まずは無理に動かず、ご本人が少しでも楽に感じる姿勢で安静にしましょう。ベルトや締め付けの強い衣類は緩め、腹部を圧迫しないようにします。

吐き気がある場合は無理に食事を摂らず、脂っこい食事や飲酒は控えてください。水分を摂れる場合は、少量ずつ様子を見ながら摂取します。ただし、水分を飲んでも吐いてしまう、水分がほとんど摂れない、痛みが強くなっているといった場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

避けたい行動

次のような行動は、痛みや炎症を悪化させるおそれがあるため避けましょう。

  • お腹を強く押したり揉んだりする
  • マッサージで胆石を動かそうとする
  • 特定の姿勢で胆石を出そうとする
  • 根拠が明確でない食品や民間療法を試す
  • 痛みを我慢したまま飲酒や脂っこい食事を続ける

胆石の痛みに市販の痛み止めを使ってもよい?

一時的な対処とあわせて気になるのが、市販の痛み止めを使ってもよいかという点ではないでしょうか。胆石による痛みに対しては、医療機関で鎮痛薬が処方されることがあります。一方、市販の痛み止めを使用してよいかどうかは、持病や服用中の薬、体質などによって異なるため、自己判断での服用には注意が必要です。

服用前に相談が必要な方

市販の痛み止めには、NSAIDs系の薬やアセトアミノフェンを含む薬など複数の種類があります。特に次のような方は、服用前に医師や薬剤師へ相談してください。

  • 腎臓病、肝臓病、心臓病がある方
  • 喘息や薬によるアレルギーを起こしたことがある方
  • 抗血栓薬を服用している方
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方

服用時の注意点

痛みが強いからといって、市販の痛み止めを複数併用したり、決められた用法・用量を超えて服用したりすることは避けましょう。風邪薬などにも解熱鎮痛成分が含まれていることがあるため、成分の重複にも注意が必要です。

また、市販薬で一時的に痛みが和らいでも、胆石そのものが改善したわけではありません。前述の救急受診のサインに当てはまる症状がある場合は、市販薬で様子を見ず、速やかに医療機関を受診してください。

胆石ではどこが痛む?主な症状と痛みが起こる仕組み

ここで、胆石の痛みの特徴についても確認しておきましょう。痛みの現れ方を知っておくと、受診の際に症状を伝えやすくなります。

痛みが現れやすい部位とタイミング

胆石による痛みは、右の肋骨の下(右上腹部)やみぞおちに現れることが多いとされています。背中や右肩、肩甲骨のあたりへ痛みが広がるケースもみられます。

痛みは、食後しばらくしてから現れることがあります。特に脂肪分の多い食事を摂ると、胆汁を出すために胆のうが収縮しやすくなるため、症状が出やすい傾向があります。吐き気や嘔吐を伴うことも少なくありません。

痛みが起こる仕組み

胆石の痛みは、胆石が胆のうの出口にあたる胆のう管や、胆汁の通り道である胆管を一時的にふさぎ、胆汁の流れが妨げられることで生じます。詰まりが一時的に解消されると痛みが軽くなることがありますが、胆石そのものがなくなったわけではないため、再び痛みが起こる可能性があります。

ただし、みぞおちや背中の痛みは、胃・十二指腸、膵臓、心臓などの病気によって起こることもあります。痛む場所だけで胆石と判断することはできません。

胆石の痛みが治まっても受診は必要?受診の目安と診療科

前述のとおり、胆石による痛みはしばらくすると自然に軽くなることがあります。しかし、痛みが治まったからといって、胆石がなくなったわけではありません。胆石が残っている場合は、痛みを繰り返したり、胆のう炎や胆管炎などの合併症を起こしたりする可能性があります。

痛みが治まっていても受診したほうがよいケース

次のような場合は、痛みが治まっていても、早めに医療機関を受診しましょう。

  • 胆石を指摘されてから初めて痛みが出た
  • 同じような痛みを繰り返している
  • 痛みとともに発熱、黄疸、嘔吐があった、または現在も続いている
  • 胆石かどうか、まだ診断を受けていない

痛みが一時的に軽くなっていても、自己判断で様子を見続けることは避けてください。なお、冒頭で挙げた救急受診のサインに当てはまる場合は、痛みの経過にかかわらず速やかに救急外来を受診しましょう。

受診する診療科

症状が落ち着いている場合でも、胆石による痛みを繰り返している方や、初めて強い痛みが現れた方は、消化器内科または消化器外科を受診し、胆石の状態を確認することが大切です。

胆石の検査と治療|手術はどのような場合に必要?

では、受診後にはどのような検査や治療が行われるのでしょうか。胆石が見つかったからといって、すべての方にすぐ手術が必要になるわけではありません。治療方針は、胆石の場所や症状の有無、炎症の有無、患者さまの全身状態などを総合的に評価したうえで決定します。

胆石の主な検査

医療機関では、問診や診察に加え、血液検査や画像検査を行います。画像検査は、腹部超音波検査が基本です。胆のう炎の有無や、胆管に結石がないかを詳しく調べるために、CT検査、MRI・MRCP、超音波内視鏡検査などを組み合わせて行うこともあります。

胆石の主な治療法

無症状の胆のう結石は、状態によって経過観察となる場合があります。一方で、胆石による痛みを繰り返している場合や、胆のう炎を伴う場合には、胆のう摘出術が検討されます。患者さまの全身状態や病状によっては、日帰り手術が可能な場合もあります。

また、胆管に結石がある場合は、胆汁の流れが妨げられ、急性胆管炎や胆石性膵炎を引き起こすことがあります。このような場合には、内視鏡を用いて胆管内の結石を取り除く治療を行います。

胆石を溶かす飲み薬による治療が行われることもありますが、適応となる胆石は限られています。効果が現れるまでに時間を要するため、胆石による痛みを速やかに改善する治療法ではありません。

まとめ|胆石の痛みで迷ったら、早めに医療機関へ相談しましょう

胆石による痛みがある場合は、まず救急受診が必要な状態ではないかを確認することが大切です。強い腹痛が続く、発熱や悪寒がある、黄疸がみられる、吐き気や嘔吐が強い、意識がぼんやりするといった症状は、胆のう炎や胆管炎、胆石性膵炎などの合併症のサインである可能性があります。自宅で様子を見続けず、速やかに救急外来または医療機関へ相談してください。

痛みが軽い場合でも、安静にする、締め付けを緩める、無理に食事を摂らないといった対応は、あくまで一時的な対処です。市販の痛み止めも、持病や服用中の薬によっては注意が必要なため、自己判断での服用は避けましょう。症状が和らいでも胆石そのものが改善したわけではなく、放置すると痛みの再発や合併症につながるおそれがあります。

痛みを繰り返している方や、胆石を指摘されてから初めて痛みが出た方は、消化器内科または消化器外科で検査を受け、治療の必要性を確認することをおすすめします。

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大阪日帰り外科胆のう・胆石クリニック
院長 岩村宣亜
京都大学医学博士(肝胆膵移植外科学)、消化器外科専門医
2022年8月に大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニックを開院。2026年9月には、大阪日帰り外科胆のう・胆石クリニックを開院予定。患者さまの早期社会復帰を支える「内視鏡日帰り手術」の普及に取り組んでいます。
京都大学医学博士(肝胆膵移植外科学)、消化器外科専門医
2022年8月に大阪日帰り外科そけいヘルニアクリニックを開院。2026年9月には、大阪日帰り外科胆のう・胆石クリニックを開院予定。患者さまの早期社会復帰を支える「内視鏡日帰り手術」の普及に取り組んでいます。
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