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Features of Our Surgery手術の特徴

当院では、胆石症や胆のうポリープ、胆のう腺筋腫症などの胆のう疾患に対し、腹腔鏡下胆のう摘出術による日帰り手術を行っています。

このページでは、腹腔鏡下胆のう摘出術とはどのような手術なのか、また、当院がこの手術を日帰りで安全に行うために整えている体制について、詳しくご紹介します。

腹腔鏡下胆のう摘出術とは

腹腔鏡下胆のう摘出術は、腹部に開けた小さな穴から内視鏡(腹腔鏡)と手術器具を挿入し、モニターに映し出された映像を確認しながら胆のうを摘出する手術です。胆石症をはじめとする胆のう疾患に対する標準的な術式として、国内外で広く行われています。

胆石症の治療では、胆石だけを取り除いても、胆のうが残っている限り再び胆石が形成される可能性があります。そのため、症状のある胆石症に対しては、胆石とともに胆のうを摘出することが根本的な治療となります。

「胆のうを取ってしまって大丈夫なのか」とご不安に思われる方も少なくありません。胆のうは胆汁を一時的にためて濃縮する臓器ですが、摘出後は肝臓でつくられた胆汁が直接十二指腸へ流れるようになるため、多くの方は摘出後も通常の生活を送ることができます。

手術の方法

手術は全身麻酔下で行います。麻酔が効いていることを確認した後、腹部に炭酸ガスを注入してお腹をふくらませ(気腹)、手術を行うためのスペースを確保します。

次に、お臍やみぞおちなどに小さな穴を開け、そこから腹腔鏡(カメラ)と手術器具を挿入します。腹腔鏡の映像はモニターに拡大して映し出されるため、細かな血管や組織の構造を確認しながら、精密な操作を行うことができます。

手術では、まず胆のうにつながる管(胆のう管)と血管(胆のう動脈)を確認し、クリップで留めたうえで切離します。その後、胆のうを肝臓から丁寧にはがし、小さな創部から体外へ取り出します。

摘出後は、腹腔内に出血や胆汁の漏れがないことを確認し、創部を閉鎖して手術は終了です。手術時間は、前後の麻酔の時間を含めて約1時間〜1時間半程度です。

開腹手術と比較した特徴

かつて胆のう摘出術は、右上腹部を10cm以上切開する開腹手術で行われていました。現在では腹腔鏡下手術が広く普及し、開腹手術と比較して次のような特徴があります。

傷が小さく、身体への負担が少ない

腹腔鏡下手術の創部は、1カ所あたり数mm〜1cm程度です。開腹手術と比べて創部が小さいため、身体への負担を抑えることができます。

術後の痛みが少ない

創部が小さいことに加え、腹壁の筋肉を大きく切開しないため、術後の痛みが軽い傾向にあります。痛みが少ないことは、手術当日の歩行・帰宅を可能にする、日帰り手術の重要な前提となります。

回復が早く、早期の社会復帰が可能

術後早期から歩行や飲食を再開しやすく、日常生活やお仕事への復帰も早い傾向にあります。

傷跡が目立ちにくい

創部が小さいうえ、お臍の内部など目立ちにくい部位を利用するため、整容性にも優れています。

当院の日帰り手術を支える体制

腹腔鏡下胆のう摘出術は全国の多くの医療機関で行われていますが、通常は数日間の入院を伴います。当院では、この手術を日帰りで安全に行うため、次のような体制を整えています。

消化器外科専門医による執刀・外科医2名体制

執刀は、日本消化器外科学会認定の消化器外科専門医が担当します。また、当院の腹腔鏡下胆のう摘出術は、原則として外科医2名体制で実施しています。

複数の外科医が手術に携わることで、手術の進行が円滑になり、術中の不測の事態に対しても手厚い対応が可能となります。

麻酔科専門医による周術期管理

日帰り手術であっても、全身麻酔を伴う以上、安全性への配慮は欠かせません。当院では、日本麻酔科学会認定の麻酔科専門医が麻酔管理を担当し、術中の全身状態の管理から、術後の痛みや吐き気への対策まで、当日のご帰宅を見据えた周術期管理を行っています。

帰宅前の丁寧な回復確認

手術後は、院内のリカバリールームで十分に休息をとっていただきます。飲水ができること、ご自身で歩行できることなどを確認したうえでご帰宅いただくため、無理のない状態で帰宅の判断を行います。

帰宅後も安心の緊急連絡体制

ご帰宅後に体調の変化があった場合に備え、医師に直接つながる緊急連絡先をお渡ししています。手術当日の夜間であっても連絡先が確保されていることで、日帰り手術に伴うご不安を軽減できるよう努めています。

総合病院との連携体制

診察や検査の結果、入院治療や高度な管理が必要と判断された場合には、無理に日帰り手術を行うことはなく、連携する医療機関を速やかにご紹介します。

安全性への配慮

当院では、日帰り手術の安全性を確保するため、手術の実施にあたって次の点に配慮しています。

日帰り手術の適応を慎重に判断

すべての患者さまが日帰り手術の対象となるわけではありません。症状の経過、画像検査の所見、炎症の程度、既往歴、全身状態などを総合的に評価し、日帰りで安全に行えると判断した場合にのみ実施しています。

詳しくは「手術の適応について」をご覧ください。

連携医療機関との協力体制

腹腔鏡下胆のう摘出術は身体への負担が少ない手術ですが、すべての手術と同様に、出血、感染、胆汁漏、胆管損傷などの合併症が起こる可能性があります。当院では、術前の丁寧な評価と術中の慎重な操作によりリスクの低減に努めるとともに、万が一の際には連携医療機関と協力して適切に対応できる体制を整えています。

手術後の経過と社会復帰の目安

手術後は、院内のリカバリールームで休息をとっていただき、体調を確認したうえで、当日中にご帰宅いただけます。

お仕事への復帰

デスクワークなど身体への負担が少ないお仕事であれば、術後数日〜1週間程度で復帰される方が多くなっています。一方、重い物を持つ作業や腹部に力のかかる作業、激しい運動については、術後2〜4週間程度控えていただくことが一般的です。

手術後の食事

術後しばらくは脂っこいものを控えめにし、消化の良いものから少しずつ通常の食事に戻していきます。胆のうを摘出しても、多くの方は元の食生活に戻ることができます。

術後診察

術後3日目に診察と採血を行い、術後1〜2週間で2回目の再診を行います。経過に問題がなければ、2回目の再診をもって終診となります。経過が良好で来院が難しい場合には、オンライン診療によるフォローアップにも対応しています。

※回復の経過には個人差があります。当院では、お仕事の内容や生活状況をお伺いしたうえで、患者さま一人ひとりに合わせた復帰スケジュールを医師からご案内しています。

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